12月25日 主の御降誕ミサの説教
岡山南教会主任司祭 ペトロ ホアン ドウク ロイ
幼子イエス・キリストにおける兄弟姉妹の皆さん、
今日、全教会と全人類は、喜びに満ちて、主の御降誕(クリスマス)をお祝います。私たちはともに大きな喜びを分かち合っています。神の御子が人となられ、わたしたちのうちに、またわたしたちのために来てくださったからです。
人類の歴史の中で「降誕」と呼ばれるお方はただお一人、イエス・キリストだけです。
「降誕」とは天の高みから降り、人間と同じ姿で生まれることを意味します。
主イエスはまことの神でありながら、自らを低くし、貧しさの中にお生まれになり、罪を除いて私たちと同じ人間の境遇を完全に担われました。
主イエスは権力の栄光のうちに来られたのではなく、愛の優しい光のうちに来られました。
主は闇の中に光をもたらし、揺れ動く心に平和を与え、疲れた分断された世界に希望をもたらされます。
ベツレヘムの飼い葉桶に眠る小さな幼子こそ、まことの光であり、人間の生活のあらゆる隅々を照らして下さいます。
クリスマスは、過去の出来事であるだけでなく、飾りや贈り物に包まれた外面的なお祝いにとどまるものではありません。
クリスマスは今日のへの招きです。心の扉を開き、主を迎え入れ、主の光によって、私たちのうちにある利己心、憎しみ、恐れの暗闇を変えていただく招きなのです。
この最も聖なる夜に、私たちひとりひとりに家庭、共同体、そして心が新しい飼い葉桶となり、主イエスが来られ、そこにとどまってくださいますように。
主を迎え入れる私たち自身もまた、光と平和と愛の証人となり、貧しい人、孤独な人、苦しむ人々へと、クリスマスの喜びを広げていくよう招かれています。
平和の君である幼子イエスが、私の共同体を祝福し、平和を切に求める世界を祝福し、そしてひとりひとりの心に、真のクリスマスの喜びと希望を与えて下さいますように。
カトリック岡山南教会
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