復活節第5主日

復活節の日曜日にはヨハネ福音書が朗読されています。ヨハネ福音書10章から「羊のために命を捧げるよき牧者であるイエス様」の言葉が語られました。そして、今日も復活節第5主日において、「愛するものために命を捧げるほど大きな愛はない」と語られたイエス様が私たちのために「新しい掟」、「唯一の掟」「愛の掟」を私たちに与えて下さいます。

「神は愛です」(ヨハネの手紙一4,16)神の御子であるイエス様はこの愛を全うして下さいました。特に、最後の晩餐で、ご自分の全てを御父と私たちに捧げて下さいました。同時に、イエス様がご自分を低くして、弟子たちの足を洗うまでにへり下さる姿を残してくださいました。これは誠の愛であり、友のために死んで下さるのは最高の捧げものではないでしょうか。

 イエス様の遺言として大事にして、日常生活の中で、実践しましょう。私たちの愛が本当の愛であるためには、生涯をかけて「イエス様の愛し方、私があなたがたを愛したように」ということを学び続けてゆかなければなりません。「キリストのように考え、キリストのように行い、キリストのように愛すること」これが唯一の正しい愛の学び方なのです。

私たちはイエス様の教えに従い、この真の愛を実行するのに「憎しみで壁を厚くするより、愛の掛け橋」となるように呼びかけられています。

 イエス様の愛で大きな教会家族となって世界の平和とつながりましょう。